ガラとは、建築現場における産業廃棄物や建築廃材の総称のことです。
コンクリートブロックやその破片のことは「コンクリートガラ(コンガラ)」と呼び、同じようにアスファルトの場合は「アルファルトガラ(アスガラ)」と呼びます。
一般にこれらの瓦礫(がれき)類のことを指してガラと呼び、このとき鉄筋や木材、石膏ボードなどは含まない場合がほとんどです。
ただし、廃材の搬出やトラックからの荷下ろし作業を指して言う「ガラ出し」で運ぶのは、コンクリートブロック等の廃材に限らないため注意が必要です。鉄筋含め、現場で出た不要なもの全ての搬出、またそれだけでなく納品された機器の運搬とその包装をごみ処理場まで運搬するといったこともすべて含めて「ガラ出し」と呼びます。
近年、建物の解体作業時や、住宅の基礎を作る際の地盤調査で地中からガラが発見されることがあり、問題視されています。これらは不法投棄や、過去の建築作業時に出た廃材の処理を怠った業者がそのまま埋めてしまうといったことが原因です。これらの不法投棄されたガラは、その後、その土地に建設された建物の不同沈下といった問題を引き起こす可能性があるため、撤去・処分しなくてはなりません。