柱間(はしらま)とは、柱と柱の間にある空間のこと。またはその間隔の距離。単に「ま」と言うこともある。
古代ギリシャにおいては、円柱の間隔を円柱下部の直径の比をもとに建築のサイズを設定していた。日本の伝統的な建築でも、柱間が部屋の大きさを決める基準となることが多かった。たとえば、京都にある三十三間堂は柱と柱の間が33あることが由来。

柱間には京間と関東間の2種類が存在する。地域差もあるが、おおむね西日本では京間、東日本では関東間を採用。
京間は6尺5寸(約1970mm)を1間とする。江戸時代の初め頃には、すでに京都では住宅の敷地などを測る寸法で6尺5寸を1間とする柱間が用いられていた。関東間は1間が6尺(約1820mm)。

もともとは、柱間を基準に建物の間取りを決めていた。しかし、その方法では柱の大きさ・太さによって基準が変わってしまう。そこで、江戸時代あたりから畳を基準にして部屋の広さを計画するのが一般的となった。
現代では、910mmを基本単位とする尺モジュールを基準としている。他に1000mmを基本単位とするメーターモジュール。茶室など伝統的日本建築を建てる場合や、建主の希望があった時などに、京間や関東間で住宅を設計することもある。