地鎮祭とは、伝統的な儀式で古くから行われていて、建物を建てる前に行う式典のこと。主に以下の3つの意味があるとされている。

・土地を守る神様に土地を使用する許しを得る

・工事の安全を祈願する

・建物が末永く安全で住む人の繁栄を祈願する

以上のことから、工事の安全や住む人の安全や安心に暮らして行けるように願う儀式になる。地鎮祭の方式は神式が一般的だが、宗教によって仏式やキリスト教式で行われることがある。地鎮祭は、縁起の良い日取りである、「大安」「先勝」「友引」で執り行うのが一般的。ただ、必ずやらなければいけないという義務はなく、地鎮祭をやるかどうかは、施主が判断する。式典の様子として、ならされた土地に竹としめ縄で囲まれた四角形の祭壇と参列者の席を用意する。祭壇は南向きか東向きにあるように設置し、祭壇に向かって右側に施主の関係者、左側に施工会社の関係者が座るように配置する。

地鎮祭は以下の流れが一般的である。

1.修祓の義(しゅばつのぎ)

2.降神の義(こうしんのぎ)

3.献饌(けんせん)

4.祝詞奏上(のりとそうじょう)

5.四方祓い(しほうはらい)

6.鍬入れの義(くわいれのぎ)

7.玉串奉礼(たまぐしほうてん)

8.撤饌(てっせん)

9.昇神の義(しょうじんのぎ)

10. 神酒拝戴(しんしゅはいたい)

11.神官退下

12.直会

【参考動画】

こちらの動画では地鎮祭について解説されています。