カルテルとは企業や事業者が独占を目的として結ぶ協定のことをいいます。

建設業においては、国や地方公共団体などの公共事業や物品の公共調達に関する入札の際、入札に参加する企業や事業者が事前に共同して、受注事業者や受注金額を決めてしまう入札談合とカルテルが区別されます。

カルテルは中世ヨーロッパが発祥で、ギルドと呼ばれていたこともありました。日本では公正取引委員会の規制によってカルテルは原則禁止されています。

企業同士の連携にはトラストとコンツェルンもありますが、カルテルはこれらの連携と少し異なり、企業(事業者)間で価格や生産数量(生産計画)、販売地域などを協定することいいます。