ブロック状の建材を用いて構築される塀のこと。

建材として石ブロック、レンガブロック、コンクリートブロックがよく用いられる。一般的にはブロック塀といえばコンクリートブロック塀のことを指すことが多い。コンクリートブロック塀は図面上で、CB塀と略記され略記され、型枠コンクリートブロックではなく補強コンクリートブロックが使用される。

補強コンクリートブロック造の塀については、建築基準法施行令62条の2~同62条の8において、

最低条件が規定されており、高さ上限や厚さ、控え壁、鉄筋の規格や配置間隔や定着方法など基礎の構造なども規定されている。ブロック塀上部にネットフェンスなどの構造物を設ける際は、基準に適合しなくなってしまう恐れがあるため、事前の確認が必須である。日本建築学会は、上記の法令を補足するものとして「コンクリートブロック塀設計規準」を定めて推奨しているため、そちらも参考にすると良いだろう。

CB塀は風雨にさらされる環境に置かれるため、どんなに丁寧に施工してもある程度の劣化は避けられないが、適切に施工すれば商品の寿命を延ばすことはできる。CB塀の劣化は主に内部鉄筋の腐食が関係していることが多く、笠木や目地の防水処理は特に入念に行い、CB塀構築中もCB内部の空洞に水が入らないように注意することが大切である。

【参考動画】

こちらの動画ではブロック塀の積み方について解説されいます。