発破とは、爆薬を使って破壊することでトンネル工事の掘削作業で固い岩盤や解体工事で構造物を破壊することを言います。手掘りやドリルが使用困難な地山や、周囲に影響がないビルや橋、煙突などを短工期で崩す場合に用います。

建物の場合、発破により上部が下部を押しつぶす様に自からが崩れ、破片が周囲に飛び散らないようにすることが求められます。発破作業は爆薬を取り扱い、穿孔(せんこう)、装填(そうてん)、点火(てんか)の作業を行うためには「爆破技士」と言う国家資格が必要となります。不発の場合の爆薬の処理の際にも同様です。発破の方法、火薬類の知識、火薬類の取り扱いについての試験科目があり、受験資格は特にありません。発破技士は爆破作業を監督し、破壊する岩盤の固さや建物の条件を勘案して、周囲に影響を与えない爆薬の量を算出します。

爆発のための火薬類の保管や販売を行うためには「火薬類取扱保全責任者」の資格も必要となります。日本では発破作業の規制が厳しく、都市部よりも山間部のトンネルやダムの建設に多く採用されます。近年では周囲の影響を考慮して、小規模爆破工法の開発が進められています。また、「人に対して発破をかける」とは「激励する」、「気合を入れる」等の意味もあります。

【参考動画】

こちらの動画ではトンネルの貫通発破の様子が配信されています。