建築においてアタッチメントは、重機に対して使われることが多いです。ユンボやバックホーなどといったショベル系掘削機には、通常はアームの先端にバケットという、土などをすくう金属製の部品が付属している。バケットを外してアタッチメントと呼ばれる付属装置に付け替えることで、さまざまな作業に対応が可能になります。

フォーク(グラップルなど)は手のような形状で、重量物を掴んで破壊する。木造建築の解体に主に使われる。

カッターはペンチのようになっており、刃の部分で鉄骨などを切断できる。鉄筋コンクリート建造物の解体で活躍。

ブレーカー(ハンマー)は太い針のような金属の部品に振動を与え、コンクリートなどを破砕する。解体工事では、基礎部分の解体に使用する。

その他にも、クラムシェル・クラッシャー・スケルトンバケットなどさまざまなアタッチメントがあります。

重機にアタッチメントをつけて作業するためには、つけるアタッチメントに応じて各種車両系建設機械運転技能講習を修了する必要がある。必要とされる講習は、「整地・運搬・積込み用及び掘削用」「解体用」「基礎工事用」の3種類です。重機以外では、インパクトドライバーや電動ドリルなどといった工具にもアタッチメントがあります。