構台とは、建設現場での工事の目的のために作られる仮の設備のことです。現場ではよく「ステージ」と呼んだりしています。工事の目的によって様々な作業構台を設けます。重機(バックホー・クラムシェル、移動式クレーン、トレーラー、生コン車・ポンプ車)の経路や重機が作業できるスペースを確保するために、整地にし鉄板を敷いた作業構台。高い場所での作業が必要であり、作業床を確保するために足場を組み立てた作業構台。法面上で作業できるように、平場を足場で作るような法面作業構台。材料の置き場のスペースがないために設置するもの。他にも、工事現場の環境や条件に合わせた構台を設けるため、用途や積載荷重などによっても様々な物があります。
 
構台は大規模な工事によく設置され、住宅規模の現場ではあまり見ることがないです。仮の設備であるため、作業上必要な期間のみ設けることが望ましく、長い期間放置しておくと、その分材料費やリース費などの、費用がかかってしまいます。そのため十分に打ち合わせを行い、設置時期を検討することが重要になります。また構台での作業上、作業者に危険を及ぼさないために、材料の損傷・変形、腐食がないかなどの点検をする必要もあります。