かつての建築業界は、3Kが常識とされてきた。3Kとは、「キツい」「汚い」「危険」という、ローマ字で書くとKが頭文字になる3つの言葉である。「給料が安い」「休暇が少ない」「カッコ悪い」などを加えて6Kとすることも。
建設業者や建設業に就業する者の数は、平成10年頃をピークに年々減少している。国土交通省が公表した平成30年3月のデータによると、平成12年3月末時点と比較して、建設業者は20%以上減少。建設業に就業する者も、ピーク時より30%近く減るというデータがある。

また、建設業では就業者の高齢化も問題となっている。数年後には高齢者の大量離職が予測され、中長期的な就業者の確保が必要となってきた。
そのため、建設業界では3Kを改善する動きが顕著に見られる。作業の効率化や完全週休2日制の導入で「キツい」からの脱却を図り、工事のICT化を進めることで「汚い」仕事を減少。建築現場のパトロールの強化や危険回避訓練で「危険」から身を守るなど、数々の施策が講じられている。
近年では、「給料が良い」「カッコいい」「感謝される」などの新3Kを掲げる建築会社が増えた。大型重機の試乗会や建築現場の見学会、情報誌の発行などで、若者に建築業界をアピールしている。

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