外構とは建物の外回りの構造物を指す言葉で、門やフェンス、アプローチやカーポートなどのことを言います。庭に設置するウッドデッキや植栽も外構にあたります。

外構工事は、建物周り全体の工事をイメージするかもしれませんが、実際には一つひとつの設置や交換も外構工事です。新築住宅では、門に塀、庭をすべて造るのも外構工事となり、既存住宅では老朽化した門の交換も外構工事になります。

外構と並んで登場する機会が多い言葉がエクステリアです。エクステリアとは、建物の外側の空間のことです。対になる言葉として、室内空間を表すインテリアが挙げられます。インテリアには家具や家電、照明、カーテンなどが配置されます。これに対し、エクステリアには門などの外構が配置されるのです。

つまり、エクステリアを構成するのが、個々の外構です。ですが、外構とエクステリアの線引きは曖昧になっています。昨今は外構とエクステリアの言葉が混在して使われるケースも多いです。

外構は外回りに配置する個々の設備ですが、様々なスタイルがあります。

個々の構造物をどう配置するかで3つのスタイルに分かれます。クローズド外構は門や塀で住宅を囲い込む閉鎖的なスタイルです。オープン外構は門や塀を設けず、開かれた開放的なスタイルです。

セミクローズド外構は両者を融合させた設計ができます。フェンスは設けて、門はないなど、自由で柔軟な設計ができます。