転圧機とは、ローラーやランマーといった、地面を締固める機械のことを言います。土の密度を高めて、丈夫な地盤を形成するために用います。転圧をしないと、地盤が不安定で歩きにくく、雨が降るとぬかるんだりします。でこぼこしているため、見た目も非常に悪くなります。地面が不動沈下を引き起こす原因にもなったりします。転圧機は、この問題を解決するために重要な役割を果たします。
 
転圧機は、衝撃や振動及び荷重をかけることで、地面を敷き固めます。締め固める方法で分類すると、衝撃を使って締め固める「ランマー」、振動を与えて締め固める「プレートコンパクター」、機械そのものの重量を利用する「ロードローラー」及び「タイヤローラー」などがあります。機械の形状で分類すると、「プレート式」や「ローラー式」などで分けることができます。
 
転圧機の進化は目まぐるしく、上記の種類以外にも様々な機種が登場しています。転圧プレートが先端についているハンマードリルのアタッチメントも、最近登場した工具の一つです。このアタッチメントをハンマードリルに取り付けると、狭い場所でも転圧をすることができます。この他にも、最新の技術が搭載された製品が続々と登場しています。