削岩機(さくがんき)は、金属の棒を反復して石に打ちつけることで削岩する建設機械のことです。鉱山や道路工事など大きな岩を砕く際に用いられるだけではなく、コンクリートの壁に穴を開けたり、家具を固定する際にも用いられます。さまざまなサイズがあり、形状や動作に違いがあります。加えて、駆動方式が3種類あります。

「電動式」は、取り扱いが容易であり、音も静かなものが多いのが特徴です。小型から中型のものに用いられることが多い傾向にあります。「油圧式」は、油圧ポンプが必要であるのが特徴で、中型から大型の装置に用いられることが多い傾向にあります。「空圧式」は、排気音が大きいというデメリットがありますが、小型から大型のものまで幅広く用いられています。

また、特殊な先端形状を有した削岩機もあります。具体的には、ビット部分が回転するカップや複数のビットがついたものなどがあります。これらは特定の作業に特化しているのが特徴です。削岩機は、振動障害が起きる危険や、飛び石による怪我などの危険があるので注意が必要です。危険を回避するためには、防振手袋やゴーグルなどの保護具が必要です。その他、削岩機は購入するだけではなく、レンタルすることも可能です。レンタルであれば、初期投資や保管場所が必要ないので、使用頻度によってはレンタルも有効です。