レバーブロックは、荷物の吊り上げや引き寄せ、運搬時の荷物の固定などのために使う道具である。チェーン(鎖)の先端にフックが2つ付いており、ブロック(歯車)でチェーンを締め上げる。

使い方は、レバーの切り替えが中間になっているのを確認し、締め上げたい2点にフックを外れないようにして掛ける。レバーをアップ(UP)にした後でチェーンを締め上げる。緩める場合のレバーは、ダウン(DOWNやDNなど)に切り替えてから。
レバーブロックには様々な種類がある。大きく分けて、上から吊り下げて使う懸垂式と、トロリーと呼ばれる装置が付いているトロリー方式の2つ。トロリーも、プレーントロリーやギアトロリーなどに分けられる。

さらに、人力でチェーンを巻き上げる人力式と電動モーターを利用する電動式、圧縮空気を使う空圧式などがある。定格荷重・揚程・チェーンの線径・フックの外れ止めの有無など、仕様が多岐に渡る。
レバーブロックに似たものにチェーンブロックがある。基本的には同じものといっていいが、レバーブロックはキトー社が商標登録したもの。
また、レバーホイストもレバーブロックと混同されやすい。ただし、レバーブロックにはチェーン、レバーホイストにはロープやワイヤーが使われている。