レーザーレベル(レーザー水平器)は、レベル本体がレーザー光線を出して水平を測定する機械のことを指しています。水平器にレーザーポイントが内蔵されているのが特徴です。

レーザーを用いることで、測定面だけではなく数十メートル離れた箇所の水平出しができます。加えて、回転できるレベル台がセットされた機種も存在しており、気泡管の気泡が常に真ん中になるように設定します。レーザーポイントを使用した目視ができるので、スピーディーなレベル出しができるのも魅力です。

さらに、レーザー光を垂直に変換するプリズムが付属している機種もあります。その機種を選択するとタイルや仕切り、パネルの位置決めに使えます。また、屋外での使用に長けているという特徴も有しています。使い方としては、まず回転レーザーで水平面および高低差を測定します。回転レーザーを用いれば1人での作業が可能で、作業自体も比較的簡単だといえます。次に、大矩(おおがね)ラインを出します。

ただし、回転レーザーでは大矩を出せません。大矩ラインを出したい時は回転方向と直角方向にもう1本レーザー照射可能な2つの照射装置が付属したレーザーレベルを使用します。そちらであれば、大矩を出せます。