床暖房とは住宅や施設などに利用される暖房の種類で、タイルや床材の下に敷き温めるものです。熱源としてはガスや電気などが使われています。一般的なエアコンやストーブなどの暖房と違い、冷えやすい床下から暖めるため室内に暖房設備が目立たないのが特徴です。

床暖房の利点として、床下から直接伝わる伝導熱と床自体から直接室内に伝わるふく射熱をあわせて暖めるため、部屋全体が自然な暖かさになるのが特徴です。湿度の低下も防げ、ファンヒーターなどのような直接風が吹くこともなく快適です。換気の必要もないためファンヒーターのように一酸化炭素中毒の心配もありません。

床暖房の温水パイプの寿命も一般的には50年といわれているため、機械のメンテナンスなどリフォームと一緒に行うのが一般的です。

床暖房のデメリットは設置費用の高さなどが挙げられます。設置費用は広さなどにもよりますが60万円から100万円以上と決して安くはありません。

空気を汚さず、火災や一酸化炭素中毒の危険もないため最近人気が高い床暖房。室内の湿度も上がりにくく女性にも人気ですが、コストなどデメリットも見受けられますのでライフスタイルによって判断の分かれる暖房設備です。