バックホウとは主に掘削や整地を目的として使用される建設機械の一つです。特徴はアームの先に取り付けられるバケットがオペレータ側及び下向きになっていることで、地表面よりも下側の作業に適している。

これに対してバケットが前方・上向きに取り付けられたものはローディングショベルと呼ばれ、地表面よりも上側の作業に適している。ユンボ、パワーショベル、油圧ショベル、ドラグショベルなどさまざまな呼び方がされるが、基本的に同じものと考えてよい。

一般にはユンボと呼ばれることが多いが、ユンボは商標、パワーショベルは商品名が普通名詞化した呼び方なので、社団法人日本建設機械工業会では油圧ショベルを統一名称としている。同様の理由から国土交通省などではドラグショベルとしているが、日常的に使われることは少ない。

バックホウはバケットの容量によって0.28m3、0.45~0.5m3、0.8m3に大別され、作業空間や土量に応じた使い分けが行われる。油圧で操作できるため、底部が平坦になった法面(のりめん)バケットや底部が格子状になったスケルトンバケットなど様々な機構を備えたアタッチメントが開発されている。クローラーと呼ばれる無限軌道や車輪を備え自走できるが、一般道路を走行する場合には大型特殊免許が必要です。