エアーコンプレッサーは、「空気圧縮機」と訳します。空気を圧縮して、高い圧力で吐出することで、さまざまな機械の動力源となります。建築現場での釘を打つ作業や、エアダスターでホコリやゴミを飛ばす清掃作業などに用いられています。

本体の先端部分は、付け替えできるようになっており、釘打ちをする場合はネイラー、タイヤのボルトのつけ外しはインパクトレンチ、その他にはタイヤチャックやスプレーガンなどがあります。

大きく分けると、乾式と湿式の2種類あり、違いはオイルレスかオイルを使用しているかです。乾式は、オイルを使用していない分、連続して使う時間が短く、耐久性も劣るという特徴があり、空気を吹き付ける時や、塗装に向いています。湿式は手間がかかりますが、オイルのおかげで静音性があり、連続使用時間が長く、耐久性に優れているというメリットがあります。ただ、吐き出す空気にオイルが混じってしまうので、吹き付けたり、塗装には使用できません。

空気を圧縮すると必ずタンク内で結露が発生するため、使用後の水の拭き取りを怠るとタンク内が錆びる恐れがあります。圧縮空気を抜かずにタンク内に放置すると、タンク自体に負担がかかるので使用後は必ずバルブを開ける必要があります。