プロット図とは、設計情報を一元化してまとめた図面のこと。作業を正確に進行させる為の総合図面とも呼ばれます。「プロット」という言葉は、「置く」「点を書く」と言った意味があり、その意味のとおり、空気設備、電気設備や、衛生設備などの「位置」を確認する為の図面です。プロット図は電気業者や設備業者など様々な関係業者が見る図面なので、正確に分かりやすく記載する必要があります。

プロット図の種類は以下の種類があります。

「床プロット図」、仕上がりの段階で床や壁に設置する設備を記した図面

「天井プロット図」、仕上がりの段階で天井に設置する設備を記した図面

「展開プロット図」、壁に設置する機器の詳細の高さ・位置を記した図面

設備機器、配管経路、躯体などの納まりの問題ないかを検討、問題を早期に解決できるように、工事着工の早い段階で作成をし、関係業者との打ち合わせを行う必要があります。施主とも、コンセント・スイッチの使い勝手などの打ち合わせをし、承認をとる。

プロット図の作成ミス・検討不足があると最悪の場合、施工のやり直しになる為、施工関係者や施主と念密に打ち合わせが必要です。また、プロット図を元に各種施工図を作成するので、正確に作成すること。すなわち、プロット図の作成の遅れは工事の工程の遅れにもつながるので、注意しなければなりません。