職業訓練指導員は、公共職業訓練および認定職業訓練において訓練を担当する人のことを指しています。テクノインストラクターと言われることもあります。就職などに必要な技能や技術の指導、就職支援などをしています。在職者や求職者、学卒者などのさまざまな人が対象です。

職業訓練指導員になるためには、免許を取得後、職業能力開発施設を運営する機関が行う採用試験を受けて採用される必要があります。試験の内容は、実技試験、学科試験にわかれています。加えて。職業訓練指導員講習も実施。職業訓練原理から事例研究まで幅広く学びます。資格取得にかかる費用は、都道府県によって異なるので注意が必要です。資格取得者は、都道府県が設置、運営している職業能力開発施設や、障害者職業能力開発校などが主な就職先です。

また、職業訓練は大きく2種類に分かれています。普通職業訓練を受け持つ職業訓練指導員は一部例外がありますが、訓練科に対応した職種の指導員免許を持っていなければいけません。一方、高度職業訓練を受け持つ指導員は指導員免許が必要ありません。ただし、高度職業訓練の専門課程および応用課程を担当する場合は条件があります。条件は、免許の資格要件を満たす者と同等かそれ以上の能力がある、かつ相当程度の知識や技能が必須です。