電気通信工事施工管理技士は、固定電話や携帯電話、インターネット、社内LANなどを使用できるようにする工事をします。電気通信工事施工管理技士になるには、令和元年から始まった国土交通省が管轄する新しい国家資格が必要です。取得後は、施工計画や工程管理、安全管理、技術者の監督などをする能力があることを証明できます。資格には1級と2級があり、受験費用が異なります。それぞれの級の試験には第一次検定と第二検定があり、第一次検定はマークシート方式、第二次検定は記述式です。1級は年に1回試験が実施されており、2級合格は必須条件ではありません。2級は第一次検定のみ年に2回試験が実施されています。

また、資格を取得することで、専任の技術者として仕事に従事できるのがメリットです。電気通信工事施工管理技士は専任の技術者に含まれており、専任の技術者自体数が少ないため、職場で貴重な人材として重宝されます。加えて、「監理技術者」あるいは「主任技術者」として従事できるので、重要な立場で仕事ができるのも魅力です。さらに、インターネット環境が必要不可欠になった近年は需要も高まっており、仕事にも安定感があります。
その他、電気工事施工管理技士もありますが、取得する資格が違い、できる仕事内容も異なるので注意が必要です。