浄化槽設備士とは、浄化槽工事の現場管理を担える国家資格者になります。浄化槽とは、汚水処理を行う設備です。下水管に直接汚水を流せない家庭などに設置している施設になります。

浄化槽設備士の受験資格は学歴ごとに必要な実務経験期間が決められています。したがって、学校を卒業してからすぐに取得できるものではありません。浄化槽関連の会社に勤めて実務経験を積みましょう。学歴によって、必要な実務経験の期間が異なるので、受験資格の要件を確認するようにしましょう。
管工事施工管理技士の有資格者は、「浄化槽設備士講習」を受講することで取得可能になります。
合格率は20%とやや低めです。しっかりと対策して受験しましょう。

主な業務内容は、施工図面の作成、浄化槽工事の施工管理、工程管理になります。浄化槽は家庭の汚水を綺麗にして、公共の水路に流すので、確実な工事を実施する必要があります。

特に施工管理については、専門知識を持った浄化槽設備士が正しく実施する必要があります。浄化槽は基本的に地中に埋設する設備なので、不具合が生じた時のメンテナンスが大変な作業になります。また、公共の水路に関わる仕事でもあるので、責任を持って施工する必要があります。