測量士は、土地の位置や面積、距離などを測量する職業のことです。建設工事においては必ず測量する必要があるので、一定のニーズがある職業です。測量士になるには、国土交通省国土地理院が管轄している国家資格を取得する必要があります。取得難易度は高いといわれています。測量士の資格には、「測量士」と「測量士補」の2種類あります。

測量士は測量計画を作成できるのに対して、測量士補は測量計画を作成できないという違いがあります。したがって、測量士補は作成された測量計画を確認しながら測量業務を行うことになります。また、資格を取得するだけではなく、免許登録も必要です。資格取得者は、国土地理院の「測量士及び測量士補登録に関する案内」から申請書を手に入れて国土地理院総務課試験登録係に提出しなければいけません。

その他、資格取得に関しては、大学などに通って取得するパターンもあります。文部科学大臣の認定している大学や短期大学などにおいて、測量に関する科目を修了して卒業します。加えて、測量に関連する実務経験を積むことで資格取得に至ります。大学のケースでは1年以上、短大および高等専門学校のケースでは3年以上の経験が必要です。