再開発プランナーとは、大都市の再開発事業を計画し、より良いまちづくりを推進する専門技術者の資格です。一般社団法人「再開発コーディネーター協会」が実施する「再開発プランナー試験」に合格することで得られる民間の認定資格です。
日本の都市部には、老朽化した建物が軒を連ねる繁華街や、耐震性が不十分なビルやマンションの密集地、ゴーストタウン化した商店街、高齢化が進む団地など、解決しなければならない多くの課題があります。都市機能の再生を目指し、大規模な建て替えや整備を進めることが再開発プランナーの業務である「都市再開発」です。
まちづくりという広い視野で再開発を考えた場合、個別の開発より周囲の土地をまとめて開発することにメリットがあると考えられています。都市機能の向上だけでなく、安全性や快適な居住性を実現し、土地の権利者の利益も守られるような再開発プランが求められます。
再開発プランナー資格試験は、満20歳以上であればだれでも受験できます。関連法規(都市再開発法・都市計画法・建築基準法・不動産の鑑定評価に関する法律など)の知識や、資金計画・権利調整の技術力を問う筆記試験に合格した後、再開発事業に関する実務経験の審査や面接があります。