衛生管理者は、国家資格になります。労働災害の防止や労働者の健全性確保が主な役割になります。

衛生管理者は第一種と第二種に分かれています。それぞれの受験資格は学歴ごとに細分化されているため、安全衛生技術試験協会のホームページで確認しましょう。場合によっては、免除科目もよく確認しましょう。

第一種と第二種には対応できる業務に違いがあります。労働者の危険性が高い業務に携わることができるかどうかになります。例えば、有害なガスを使用する建設現場など、労働者の健全性を害する可能性が高い業務を指します。第一種はそのような危険な業務の管理を担当できます。

建設業は危険な業務に分類されることが多いため、建設現場の衛生管理者となるためには第一種の資格を取得する必要があります。

衛生管理者は大規模な職場であれば、専任として労働衛生管理を行う場合があります。しかし、ほとんどが兼任になります。職場の本務と同時に管理業務を担うので、忙しくなります。ただし、衛生管理者として複数の職場を兼任することはできません。

職場の大きさによって衛生管理者の必要な人数が変わります。どの業種にも共通したルールなので、衛生管理者の必要性は絶えることはないと考えられます。