施工管理技士は、国土交通大臣が認定する国家資格で、建設などの特定技術を取得した人に対して、与えられる資格です。施工管理技士の区分は、1級、2級のみになります。建築、土木、管工事、造園、建設などの種目があります。令和元年度からは、電気通信工事施工管理技士が新設されました。

施工管理技術検定試験は毎年1回です。試験日程は、第一次検定と第二次検定に分かれています。第一次検定では、全問マークシート式で出題されます。第二次検定は、自由記述式の筆記試験です。2級の第一次検定の受験資格は、満17歳以上です。学歴や実務経験等は不要となっています。ただし、1級建築施工管理技士に関しては、実務経験が必要です。実務経験があれば2級を受けずに1級から受験も可能です。

施工管理技士試験は、基準点以上を獲得することで合格できます。60%の正答率が試験合格の目安と言われています。第一次検定に合格すると、施工管理技士補が取得可能です。第二次検定に合格することで、施工管理技士が得られます。

資格を取得することで、施工管理者として働けるようになります。さらに、監理技術者や主任技術者なども目指せます。また、経営事項審査の得点として加算を受けることもできます。施工管理技士は、どの現場でも必ず必要とされる資格です。そのため、転職活動にも有利になるというメリットもあります。