管工事とは、建築業の28種類の専門工事のうちのひとつで、冷暖房、空気調和、給排水、衛生などのための設備を設置し、または金属製などの管を使用して水、油、ガス、水蒸気などを送配するための設備を設置する工事をいいます。こうした菅工事に携わる職人を配管工と呼びます。

菅工事に該当するものとして、空気調和設備工事、給排水・給湯設備工事、冷暖房設備工事、浄化槽工事、厨房設備工事、冷凍冷蔵設備工事、衛生設備工事、水洗便所設備工事、ガス管配管工事、管内更生工事、ダクト工事などがあります。
たとえば、空気調和設備工事であれば、空調機の設置・据え付けから、建物内で空調設備が効率よく運用されるための配管の設計・施工・管理を行います。

管工事をするには、管工事施工管理技士という資格が必要です。建設業法第27条に基づき、国土交通大臣が管轄する機関が実施する国家試験であり、1級と2級の区分があります。
1級・2級管工事施工管理技士は、一般建設業の許可を受ける際に必要な「営業所ごとに配置する専任の技術者」や「建設工事における主任技術者」として認められます。

さらに1級管工事施工管理技士は、元請けとして4,000万円以上の工事を下請に出せる特定建設業の「営業所ごとに置く専任の技術者」あるいは現場に配置する「監理技術者」として認められます。