足場とは家やビルなどの工事現場での高所作業時に作業員の足掛かりの為に、鉄パイプなどで仮に組み立てられた歩く所のことを言います。職人が安全に作業するために欠かせない仮設設備で、「足場の組立て等作業主任者」の国家資格を有する者でないと組み立てられないほど、建築現場では重要な存在です。また、ハシゴや脚立では転落事故に繋がる危険性があるため、事業主は2m以上の高所で作業をする場合は、足場を設けなければならないと法律でも定められています。
足場は30~40坪ほどの一般的な戸建てで、組み立てが2~3人で6~8時間、解体に3~4時間を要します。塗装工事や屋根修理などリフォームにも必須アイテムで、工事費の約2割は足場の費用に充てられます。足場が安定していると工事の進捗や完成度の向上も期待できるため、費用や手間がかかってもその必要性は高いと言えます。
大きく分けて、クサビ(ビケ)足場、パイプ(単管)足場、ボルトを締めて組み立てる単管ブラケット足場の3種類があります。クサビ足場が主流で、ハンマーでしっかり叩いて揺れないように固定しますが、簡単に組み立てられるのがメリットです。足場の有資格者に任せれば、工事に合った適切な足場を提案してくれるので安心です。
【参考動画】
こちらの動画では足場組みについて解説されています。