建築では、〜点法という言葉が度々使われる。耐力点法とは、ボルトを締め付ける方法の一種である。耐力点締付法とも。導入軸力とボルトの伸びの関係が弾性範囲を超えて非線形となる性質を利用し、センサーで非線形となる点を感知して締付けを止める。
施工管理が容易となり、導入軸力の変動を少なくできるなどの利点がある。ただし、ボルトの品質についてより厳しい管理が必要。
建築物の経年劣化を調査する方法の1つに超音波厚さ測定がある。多点法は、超音波厚さ計を使用する測定方法の一種。多点測定法ともいう。
多点法とは、測定点を中心とする円状の内側を多数回測定する方法のこと。表示された厚みの中で最も薄い値を測定値として採用する。局部腐食が進行している箇所での測定に有効。
逐点法とは、照明器具の照度を計算する方法である。照明器具の光度値と器具から計算する面までの距離を利用し、被照面のある点の照度を計算。ある点の直接照度と間接照度を別々に求め、合計してその点の全照度を割り出す。
床面や壁面など、対象となる箇所全体の明暗の分布を作れるため、照度の模擬的確認方法として定着している。ただし、計算結果は直射照度となるため、天井や壁からの反射光も加えて考慮しなければならない。