建築業界で「オペレーション」とは、機械の操作や運転を表す言葉である。「オペ」と略すことも。
たとえば、建築物を設計する段階でCADを操作する場合を「CADオペレーション」という。しかし、建築現場で「オペレーション」といえば、建設機械や重機の操作をいうことが多い。重機を運転する人は「オペレーター」と呼ぶ。
重機のオペレーションには、免許や資格を必要とするものが多数存在する。1つの重機で複数の資格が必要になる場合や、重機によってはタイプ別に免許や資格が細かく分かれていることがある。なお、資格や免許の取得に学歴は問わない。
重機のオペレーションを習得するには、自動車学校や専門機関に通ったり、実務経験を積んでから技術検定を受けたりなど、複数の方法がある。職業訓練校で産業機械オペレーション科の訓練を無料で受講するという方法も。
重機の免許を取得するのに年齢制限を設けていないものは多いが、労働基準法では危険有害業務を行える年齢は満18歳以上とされる。そのため、重機のオペレーションは実質18歳以上でないと行えない。
重機のオペレーションを無免許で行った場合、重機の操縦者に罰金が課されるだけでなく、事業主にも罰金と懲役刑の可能性がある。