見切りとは、建築物の内装・外装問わず、あらゆる仕上げ部分の切れ目・境界線のことになります。そして見切り部分に使用する材料を見切り材と呼んでいます。
見切りの種類として大きく3つに分けると「床見切り・壁見切り・天井見切り」などがあり、見切り材として使用する材料も「ステンレス製・アルミ製・木材製・樹脂製」など、さまざまな種類があります。
見切りの中でも一番イメージのしやすいのが床見切りになります。住宅を例えにすると「フローリングとタイルの境界」・「フローリングとタイルカーペットの境界」・「フローリングと長尺シートの境界」・「フローリングと石張りの境界」などがあります。オフィスを例えにすると「石張りとタイルの境界」・「長尺シートとタイルカーペットの境界」などになります。
このように2つの違う仕上げ材を突き付けて施工すると、見た目も施工性も悪くなってしまいます。境界をキレイに見えるように仕上げるため、使われるのが見切り材となり、一般的に多く使われるのはステンレス製の見切り材になります。
また「床と壁の見切り」・「壁と天井の見切り」などもあり、床面と壁面がぶつかる場所や壁面と天井面がぶつかる場所にも見切り材が使用されます。