鎌錠は「かまじょう」と読みます。ドアに設置する鍵の種類になります。鎌の形をした部分を鍵で回転させて、鎌の先っぽを受け座に引っ掛けて施錠します。建具に入る部品が小さいため、引き戸や引き違い戸でよく使用されます。種類としては、片鎌、両鎌、本締付鎌があります。
錠と鍵から構成される開閉部分を錠前(じょうまえ)と呼びます。鎌錠と併せて覚えておきましょう。錠前は鎌錠以外にも様々あり、扉ごとにその種類を選択します。日本で最初に錠前を使用したのは飛鳥時代みたいです。古来から様々な錠前が開発されており、鎌錠はその一つになります。
最近では、マグネットを利用した自動で閉まる鎌錠があります。保育園などで、ドアの上部に取り付けて、チャイルドロックのような形で利用することが多いです。チャイルドロック以外にも、引き戸の跳ね返り防止としても使用することができます。
その他にも、法人向けのスマートロックが開発されています。鎌錠の上から貼り付けるだけで使用することができます。社員証をかざして開閉するシステムで、入退室管理も同時に行える便利な機械です。
錠前の構造は変わってないですが、顧客のニーズに合わせて進化しています。